フランス語を勉強し始めてウン年。自分にカツを入れるためのblogです。
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(よそのblogで2005年に書いた記事です) 『Sophie Scholl - die letzten Tage(ゾフィー・ショル-最期の日々(仮題)』を見てきました。 ナチス政権も終わりに近づいたころ。 ミュンヘンの大学に通うゾフィーと兄のハンスは、ナチスを批判する組織「白バラ」に加わって、ナチスのしている残虐行為、ドイツの本当の戦況などを知らせるビラを作成し、家々に配っていました。 6回目のビラを作ったとき、兄と妹は、仲間の反対にもかかわらず、大学にも配ることを決意します。 ビラをすった翌日、大学の廊下や階段にビラを置きますが、それを大学の事務員に見つかり、ゲシュタポへ連れて行かれ、わずか数日後に処刑されてしまいます。 ビラを作った日から始まり、大学でのビラ配り、発覚、取調べ、裁判、そして処刑までの数日間をゾフィーに焦点をあててたどっています。 映画の後でマルク・ローテムンド監督のお話があり、撮影秘話(?)も聞くことができました。 ややうろ覚えですが、ご紹介します。 映画は2年を費やして作られました。 当時の取調べ時の調書や裁判の記録、兄弟を知る人々、ゾフィーと同じ房に入っていた女性がゾフィーの両親に当てた十数枚に及ぶ手紙などを綿密に調べ映画が作られています。 撮影場所はほとんどが実際の場所です。 二人が住んでいるアパート、二人が通っていた大学、裁判所も当時のまま残っています。 ゲシュタポが二人を連れて大学のホールを出るシーンがあるのですが、このホールもまさしく同じ場所でした。 またナチスのプロパガンダ用に撮影されていた公開裁判の映像が残っていて、それを元に裁判シーンを撮影しました。 判事がまくし立て、被告の意見に全く耳を貸さず、弁護人も弁護しないという裁判だったようです。 実はつい最近までドイツ人はこの映画にあるような非道な裁判は行われていなかったと信じていたのだそうです。 処刑シーンではナチスが実際に使っていたギロチンを借りてきて撮りました(兄弟を死に追いやったギロチンではありませんが)。 日本の映画館での実際の公開は来年になるそうです。 ゾフィーの「法ではなく良心に従う」という信念に心打たれます。 スポンサーサイト
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友人と冬のパリを旅行したときのことです。 メトロを降りて、ながながと駅の地下道を歩いていると、なんか匂いがします。 臭いわけではありませんが、なんか強烈な、それでいて懐かしいような匂い。 よく言えばレモン、でもさわやかとはちょっと違う・・・そんな匂いでした。 この変わった匂い、友人もどこかで嗅いだ匂いだというので、二人してあーでもない、こーでもないと考えているうちに、友人が 「わかった!ママレモン!」 おぉ~、確かにママレモン。 なんで地下鉄の構内でママレモンの匂い? この汚い構内をお掃除しようとしているのか、でも掃除したには汚れてるなぁ、と結局は匂いの正体はわからずじまいでした。 日本に帰って新聞を読んでいると、 「パリの地下鉄、悪臭対策に香水を撒布する」とのニュースが! あれって、香水の匂いだったのか・・・ |
フランス人の知人が「日本ではテレビでゴーランギャオスやらないの?」と聞いてきました。
ゴーランギャオスぅ? なんやそれ? ウルトラマンの怪獣みたいな名前やなぁ。 私「ねえ、そのゴーランギャオスって何?」 フ「テニスだよ!知らないの???フランスでやる・・・」 私「もしかして全仏のこと?」 フ「何?ゼンフツ?」 (ここで漢字を教える私) フ「国際試合なのに、なんでフランスだけみたいな名前なんだ」 私「確かに・・・。でもゴーランギャオスって何?」 フ「知らない・・・」 私はテニスファンでもなんでもありませんので、単なる無知だったのかもしれませんが、全仏+テニスでGoogleで検索してみると、 『パリのローランギャロスで・・・』 という文句が結構出てきて、驚きました。 全仏を開催する会場の名前がRoland Garrosなんですね。 ちなみに日本語では「ローランギャロス」と表記されていますが、本物の発音はちょっと違っていて、私には「ゴーランギャオス」って聞こえます。 Roland Garrosは人名で、地中海を横断した飛行機乗り(aviatorってやつですね)です。 全仏の前身であるフレンチ国際を開催する新たな会場として土地を提供したのがRoland Garrosだったので、会場名を彼にあやかり「Roland Garros」としたのだそうです。 そののちこの国際大会の名前は「フレンチ・オープン(全仏オープン)」に改名され、2002年にはなんと「Roland Garros」に改名されたそうです。 参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E4%BB%8F%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3 http://www.wowow.co.jp/tennis/ |
小学生ニコラの夏休みについてのエピソードを書いた本です。 前半は家族で海に行ったときのお話し、後半はcolonie de vacances(夏の林間学校、臨海学校みたいなもの)のお話です。 colonie de vacancesの出発のエピソードの中で、ニコラのママが荷物の用意をする場面があります。 ママは旅行かばんの中に、半そでのシャツ(les chemisettes)、短パン(les shorts)、les espadrilles、ミニカー(les petites autos)、水着(le maillot de bain)・・・などを詰めます。 用意するものの中で一つ謎のものがありました。 espadrillesです。 発音はエスパドリーユか・・・。 え!ひょっとしてずいぶん前に流行った、赤とか青とかの原色のおしゃれなサンダル、エスパドリーユのこと? うーむ、さすがお洒落な国フランス。 ニコラは小学生なのに、おしゃれなエスパドリーユを履くのか。 フランスではエスパドリーユは夏の定番履物。 もともとはバスク地方の履物で、縄底のビーチサンダルです。 最近はシルク素材や、先の細いデザインのエスパドリーユもあって、さらにおしゃれになっているのだそうです。 |
シャバダバダ、シャバダバダ(chabadabada, chabadabada)の歌で有名な映画「男と女(un homme et une femme)」。 とある日曜日のこと。 一人の女(アヌーク・エーメ)がドービルにある寄宿学校にいる娘と一日を過ごしますが、娘を学校に返す時間が遅くなってしまい、パリへ帰る電車に乗り遅れてしまいます。 そこへ、ちょうど息子を寄宿学校に預けるために一人の男(ジャン・ルイ・トランティニヤン)が来ます。 校長の計らいで女は男の車でパリへ送ってもらうことに。 そこから二人の物語が始まります。 二人が自己紹介するシーンは、フランス語講座の最初のスキットに出てきそうな文句が並んでいて、フランス語の勉強にもなります。 舞台となるドービルは高級保養地として有名な町で、乗馬クラブ、マリーナ、競走馬のオークション、カジノ、別荘などがあり、スノッブなイメージが強い町でしたが、この映画のおかげで、ロマンチックな町に変わります。 町長は今年から町の高校の卒業生全員にこの映画を見せることにしたそうです。 「男と女」、子連れの恋愛を卒業記念に見せるなんて、さすがフランスですねえ。 日本ではちょっと想像できない気がします。 参考:http://www.be.asahi.com/20050514/W21/0001.html (3ヶ月間だけ見ることができます) |