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ガレット・デ・ロワ la galette des Rois
ある年のお正月、弟が久しぶりに実家に帰ってくることになりました。
神戸にめちゃくちゃおいしいケーキ屋さんがあって、当時そこのケーキにはまっていた母と私は、ケーキが大好きな弟にそのケーキをぜひ食べてもらいたいと思い立ち、年末に予約をしました。
誰の誕生日というわけではなかったのですが、そのケーキ屋が作る誕生日ケーキが、通常販売されているケーキとは違って格段に見た目が美しく、芸術的だったので、わざわざ誕生日ケーキにしてもらいました。

さて、新年早々、母の運転で神戸まで出かけ、ケーキを受け取り、うきうきで帰ってきました。
チョコレートクリームたっぷりのおいしそうなケーキ、弟も「うまそうやん」と大感激。
弟がナイフを入れてケーキを切り分けた瞬間、「おねーちゃん、バナナはいってんで」。

なぜ?大嫌いなバナナがなぜ?注文したときに、「バナナはいれないでね」ってあれほど頼んだのにぃ・・・
ショックにうちひしがれる私を横目に、母と弟は「うまいわ~これ、バナナ嫌いやっていうほうがおかしい」を連発しながら、ケーキをほおばっています。

ケーキを食べて一息ついた母が、電話の受話器を差し出し、ケーキ屋に文句を言えと言いました。
あまり気が進まなかったのですが、泣き寝入りするのはだめだと母がうるさく言うので、しぶしぶ電話しました。
しかし、横で電話を聞いていた母が、いらいらしたのか、受話器を奪い、
「誕生日会もたけなわってところでねえ、誕生日会の主役の大嫌いなバナナがでてきたんですよぉ。本人のショックを考えるとねえ。こちらもなぐさめようがなくて・・・」
と慇懃無礼な物言いで苦情を言い、なんと代わりの品を送ってもらう約束を取り付けました。
あっけにとられる弟と私に、
「これくらいしてもらわなくちゃ。」と母。

代わりの品として送られてきたのが、写真にあるガレット・デ・ロワ。
「フランスでは新年を祝うお菓子として食される」との説明カードがはいっていました。
今は日本でもデパートなどに行けば見かけますが、当時は全く無名のお菓子でした。

ガレット・デ・ロワは1月6日のキリスト教の公現節に因んだお菓子です。
この日に、東方の三聖王(アラビア王:メキオール、エチオピア王:ガスパール、カルデア王:バルタザール)がイエスの元を訪れ、イエスの誕生を祝いました。

アーモンドクリームをパイ生地で包んで焼いたこのお菓子には、フェーヴと呼ばれる小さな陶器(写真のケーキの手前に写っている小さなお人形)が一つだけ入っています。
切り分けて食べた時、フェーヴがケーキの中から出てきた人は、その日、王様または女王様になり祝福されます。
最近ではフェーヴを集めている人もいるそうです。

とてもおいしいお菓子です。
みなさんもぜひ召し上がってみてください。

la galette ガレット
des ~の
Rois 王様(複数形)

参考:http://www.chez-shibata.com/event/newyear.html
http://www.galette.info/what_galette_des_rois/
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[2008/08/12 20:33 ] | 単語帳 か行 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top
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